荒野に響く、復讐の銃声。――乾いた空気に肌がひりつく西部劇ガンアクション!

アリゾナに雨は降らない(鋼野タケシ) - カクヨム
荒野に響く、復讐の銃声。

灼熱の太陽が輝くアリゾナの地で、ディエゴは死にかけていた。

形見のコルト・ドラグーンを手に、早撃ちの腕を磨いて来た。誰にも負けない自信があった。
だがディエゴには、人を撃つ勇気がなかった。

強盗団に囚われた少女エマを助け、共に逃げる途中。
追っ手に捕まり、ディエゴは殺されかける。
死を覚悟したその瞬間、彼を救ったのは凄腕のガンマンだった。

血と硝煙の彩る世界。
力と無法の支配する時代。
平和を求め、自由を愛し、すべてを失う男たち。
荒野に響く、復讐の銃声。

西部劇ですよ西部劇!!(興奮)

バトルものとひと口に言ってもいろいろあります。

肉弾でのバトル、剣戟バトル、はたまた経済や法廷闘争なんかもバトルものに入るかもしれません。

「ガンアクション」はその中でも確立されたジャンルのひとつだと言えます。ところが、その認知度に反し、小説としてこれ、といった作品が挙げられるかというと、意外と思いつきません。

日本では銃器は身近でないというのがやはり大きいのでしょうか。

で、この作品「アリゾナに雨は降らない」です。

格闘バトルと違ったガンアクションの魅力はなんといっても、「引き金を引くまでのプロセス」ではないでしょうか。

素拳での一撃とは違い、銃弾の一発はそれこそ、一撃でも身に浴びればそれで勝負がつく威力。

当然ながら、「だから面白くない」というものでもありません。

一発で生死が決まる。その重さは撃たれる側だけでなく、撃つ側の指にも重くのしかかるのです。

その一発を、撃ち込むに至る背景、葛藤、入り混じる愛憎と想い――

そして荒野に響く、復讐の銃声。

肌が灼け、喉がひりつくハードボイルドな西部劇をご堪能ください!!

アリゾナに雨は降らない
作:鋼野タケシ
長編(103,543字)
掲載サイト:カクヨム

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